チュウゴクコクワガタ(シネンシス原名)を
産卵セットに投入してました(4/1)。
一昨年、WDペアがくわプラさんに入荷した際に
購入したものの累代です。
が、チュウゴクコクワ系は種分けが難しいんですよ。
まぁ、その辺は後述するとして、まずは恒例の♂紹介。

チュウゴクコクワガタ (Dorcus sinensis sinensis)
赤身を帯びたこの身体、無茶苦茶かっこいいですよね。
かなり好きな種です。

種名:チュウゴクコクワガタ
学名:Dorcus sinensis sinensis
種親:♂ 49.5 mm WF1 × ♀ 30.5 mm WF1
産地:中国 雲南省怒江リス族自治州
時期:2020年4月1日セット
内容:グリードSL産卵ケース
セットの内容はいつも通り神長さんの
グリードSL産卵ケース。10ペア期待です。
さて、先ほど少し触れましたがチュウゴクコクワ系の
種分けの難しさ。というか、まだ種の分類が不明確です。
BE KUWA 54号によると
原名亜種は雲南省北西部(怒江リス族自治州北部燕門近辺)と
なっていますが、わかりにくいことに、sinensis ssp. が
同じように雲南省北西部(怒江以西)、ミャンマー北東部となっており
原名なのかssp.なのかわかりにくい状態となっています。
ちなみに、中国のStag Beetle of China IIという本では
原名亜種はYunnan West of Weixi(=雲南省維西リス族自治県の西)
となっており、ssp.はYunnan NW Gongshan
(=雲南省北西部貢山=雲南省怒江リス族自治州貢山)となっています。
維西リス族自治県の西というのは怒江リス族自治州の東隣ということで
この辺隣接しているんですよね。微妙になるわけです。
個人的には本種は原名亜種でいいんじゃないかなと思っています。
.ssp亜種(怒江亜種)は原名よりもサイズがちょっと大きく
全体的に黒っぽいように感じていますが、原名は赤みが強く
そしてサイズが小ぶり。一回り、二回り小さい感じです。
当然小さいのもいて、今ヤフオクにでてる.sspは小さめですが
ヤフオクを見ていてもセメノウやコンコロール含めて、
微妙なものが時々でているこれらチュウゴクコクワ系。
※この内歯の感じはセメノウじゃないのでは?なんてのもいますよね…
でも、正直わからないんですよ。
それぞれ、大型を出さないと特徴が出にくいなんて言われてますし…
※個人的にはPLANET OF BEETLEさん出品のものは
.ssp、セメノウ、コンコロール含めて特徴がでているなと思ってます
お高めですが…
まぁ、この原名亜種と思われる個体も、今後の研究が
進むにつれて○○亜種となる可能性がなきにしもあらず
ですが、まぁ、それはそれで楽しめるネタなのかもしれません。
<2020シーズン産卵セット結果>
△メリディオナリス・・・2/22set →3/28 エッグ6個
○メタリ(sangirensis)・・・2/22set →4/11 ニョロ発見!
・フォルスターフタマタ(原名)・・・3/8set
・フジイスジ・・・3/13set
・パプキン・・・3/24set
・アローコクワ(lien)・・・3/26set
・シネンシス(原名)・・・4/1set
・フォルスターフタマタ(原名 75*42)・・・4/12set
<予定>
・シネンシス(concolor)
・カチンコクワ ※ペアリングしたか記憶なし。♂は★
・モチヅキコクワ
・メリアヌスコクワ
・セグーコクワ ※中国
・バージニアコクワ ※ドイサケット
・ペイロニスコクワ
・マンディブラリス ※サバ
・オオクワ ※山形
・オオクワ ※神奈川 ?
・ヤクシマコクワ
・サキシマヒラタ
・スジブトヒラタ
※2016-2017シーズン 8勝21敗3分 成功率28%
※2017-2018シーズン 22勝17敗 成功率56%
※2018-2019シーズン 21勝14敗 成功率60%
※2019-2020シーズン 24勝20敗 成功率55%
※2020-2021シーズン 1勝 成功率100%
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